異文化体験 ~イスラームの誘い~
モスクに行ってきた
代々木上原にある東京ジャーミーである。ちょうど女性のグループが見学に来たところで、日本人のムスリムの人がガイドを始めた。ちょうどよいので僕はそれについていった。
トイレ
礼拝の前には手足を洗う。モスクのトイレは写真のように洗い場があり、ここで手足をよく洗う。なお、小便器は無い。ムスリムはしゃがむ便器(日本で言う和式)で用を足すそうだ。個室には水差しなどが置いてあり、用を足したら水で洗うので紙は使わない。トイレでは左手を使うため、食事は右手でするそうだ。
踊場
1階から2階へ上がる階段の踊場から天井を見る。ここから礼拝場へは一度屋根が無くなり屋外となる。
ここには非常に重要なものがある。両端の窪みは“お賽銭箱”のようなものだそうだ。お金に余裕のある人が昼間お金を置く。お金に困っている人が夜にお金を持っていく。助け合いの精神が深く根付いている。このモスクでは使用していない。残念ながら、現代では鍵が付いたり、これ自体が減ってきているようだ。
階段を上がって礼拝場。
礼拝場
天井がドーム状になっている。実際には結構な高さがある。このモスク自体は2000年に建設されたが、実はオリジナルは昭和13年。一度取り壊されて新しくなった。
右の “ωl” みたいなのが「アッラー」、左が「ムハンマド」。
富める者も貧しい者もこの線に沿って一列に肩を並べる。正面がメッカの方角だ。アスルの礼拝を見たかったのだが、ちょっと手違いがあって間に合わなかった。
展示品
陶器。
いろいろな CD。よくわからないが全部欲しかった。
ガラスケースで展示されていた。なんだろう。
まとめ
いただいてきた冊子を表面だけなぞっただけなのであまり喋るのは控えたいが、イスラームは、
「良い行いを心がけること」
「他人と支えあって生きること」
「教えを守って生きること」
「常に清潔であること」
「他人を殺めないこと」
「自らを殺めないこと」
「人に身分の違いは無いこと」
「他人の信仰に介入しないこと」
のように、とてもわかりやすく当たり前のことを教えている。また、
「奪おうとする者には与えること」
「悪には善で返すこと」
のようなことも教えている。
見学は個人なら自由。グループ見学は連絡してから訪れること。公式ウェブサイトにある注意事項は必ず読んでおくこと。
ここでは細かく書かない(細かくメモできなかった)が、いろいろな話を聞かせていただいた。しばらくしたらまたこの空気を吸いに訪れることにしよう。