さこ街浪漫

GO ON A HIGHWAY

Librato をセットアップする (+ Collectd)

Librato のセットアップをしてみたので記録。クラウド型のモニタリングサービス。専用エージェントは無いが Collectd をインストールする必要がある。

https://www.librato.com

環境
準備

Librato にサインアップしておく。

手順

[Account Settings] -> [Metric Integrations] -> [Collectd] を選択する。なお、ここでは AWS の CloudWatch を選択する方法 もある。

黄色の(+)ボタンをクリック。

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[New Collectd Integration] のペインで名前を入力し、[save]。

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[Configured Collectd Integrations] のペインに新しいアイテムが追加されるので、これをクリックして [view config instructions]。

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ここにホスト側のセットアップ操作の手順が書いてある。ここでは CentOS を使用しているため、下記の apt-getyum に読み替える。

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EPEL を準備してから collectd をインストール。

# yum install epel-release
# yum install collectd
# chkconfig collectd on

Collectd の設定ファイルを開く。

# vi /etc/collectd/collectd.conf

LoadPlugin write_http をアンコメント。

<Plugin>~</Plugin> の部分を貼り付ける。

サービスを起動する。

# service collectd start

Dashboards を開くと dashboard が一つ追加されているのでこれを開く。

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初期状態では何も表示されていないので、ホストの名前を入力する。2文字入力するとサジェストが働く。名前を選択。なお、名前が出てくるまでに2、3分かかるかもしれない。

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サーバーの状況がグラフで表示される。

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※残念ながら Swap、Free Diskspace はデフォルトでは表示されないようだ。これがどういうことなのかはわからない。

Librato のグラフは drag & drop で左右に移動したり選択して拡大ということはできない。右上から期間を選択して確定することにより、表示期間を変更する。

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補足
  • Librato は 30日間の評価期間があり、全ての機能を体験できる。この期間が終わるとフリープラン(=Developer Plan)か有償プラン(=Production plan)を選択することになる。
  • 初期状態の Collectd は“非常に冗長”なため、請求額を不必要に高くするらしいので要注意。Collectd のセットアップを完了すると Librato Team からメールが届くので、課金も視野に入れている場合はそれを必ず読むこと。回避するための手段がいくつか提案されている。
  • Librato は、評価期間に金額のシミュレートをしてくれる。[Settings] から閲覧。